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酒場の文化史

図書館で借りた本の読書感想。2冊読了。

海野弘著『酒場の文化史』(講談社学術文庫)

なんかいつものamazonリンク機能がうまくいかないのでHTML手打ち。
「酒の歴史」はありそうだけど、「酒場の歴史」ってのはちょっと珍しいかもと思って読んでみました。よく言っていることだけど、自分は「酒が好き」なのではなくて「お酒の場が好き」なのでね。
取り上げているのがヨーロッパばかりだったのがちと残念。私はそれこそ日本の江戸の街のとかが読みたかったよ。しかし、ヨーロッパでは元々アウトローな、治外法権ぎりぎりの場所でヤバイ感じに始まったものが、だんだんエンターテインメントを取り入れ、集会所を兼ね、それこそ法廷の場にもなり、やがて役割によって分化し、女性の進出によってより食や雰囲気を重視した作りになっていく…という流れは興味深かったですよ。近世頃の、劇場型酒場なんてちょっといいなあって思う。食事と見せ物が一体化しているってのは今もなくはないが、少ないよね。今はどちらかに専業化してるのがほとんどかと。
飲まれるお酒の変遷ってのも面白いね。アメリカで発明されたカクテルが、ヨーロッパのワイン側からは「マズイ酒を混ぜて誤魔化している」と批判を浴びたりとか、新参者が古参に叩かれるってのはどこでも何でも変わらないな~と、今から見れば事実無根な非難っぷりが面白くもありました。

高階秀爾著『歴史のなかの女たち-名画に秘められたその生涯』(岩波現代文庫)

中身をパラ見したら、私のお気に入りの絵『ラス・メニーナス』の画家ベラスケスの描いたマルガリータ王女の肖像があったから読んでみた。『ラス・メニーナス』含め、ベラスケスの有名どころの絵は、この王女マルガリータを描いたものが多いから。表紙はマリー・アントワネットだけど。
つーわけで、西洋画に描かれた女性たちを1人1人取り上げてその逸話や生涯を紹介する内容。伝説の域に達している時代の人たちも含まれてますが、知ってた人の話も知らなかった人の話も色々と面白かった。肖像画が残っているくらいだから、だいたいは「美女」として有名な人であり、同時に権力の座に昇りつめた人でもあることが多いかな。まあ当時の権力なんて、権力者(男)の寵愛によるものがほとんどですけどね。
それにしてもわかってるつもりだったが、ヨーロッパの王族ってみんな互いに結婚しすぎ。ヨーロッパ中親戚じゃんよ。てか、婚姻によって領土を広げるって手もあったのかと思いました。中世頃の話だけど。ついでに言えば、美の形容ってのは色々とあるもんなんだなあとつくづく思ったり。基準が違うってこともあるだろうが、当時の文人達が彼女らに捧げた文章などを見るとね~。
お手軽に読めて楽しい本でした。
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