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『「奥の細道」をよむ』

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」

つーわけで、『「奥の細道」をよむ』を読んでみました動機は先日の『世界が読み解く日本』読書感想を参照。
俳諧の世界には暗いので、とりあえず導入編として解釈が入ってくれていそうな本を選んでみた。新書ならそう小難しいことも言ってないだろうしと。

門外漢がざらっと読んで「いいな」と素直に思えたのは、奥の細道に歌仙の型を透かし見て解釈するところ。歌仙とゆーのは連歌(連句)の一形式で、36句を2枚の懐紙に書き付けていくもの。和歌の「三十六歌仙」にかけて「歌仙」と呼ぶらしい。
その歌仙につけられた種々の名称が素敵。2枚の懐紙のうち、1枚目を「初折」、2枚目を「名残の折」と呼ぶ。懐紙を折ってその表裏を使うので「折」。「初折の表」「初折の裏」「名残の表」「名残の裏」と4面を使って書かれる。最初の句は「発句」、次は「脇」、最後は「挙句」などの言葉があり、また初折の表の5句目は「月の定座」、名残の裏の5句目を「花の定座」とする(月・花を詠むことに決められた句の位置)など、それぞれの言葉の響きが素敵。
その形を、奥の細道の道程にあてはめて読み進んでいく。なんかそれ自体が既に素敵でした。

しかし。そーした導入部分は大変面白くずんずん読み進められたんですが、本論である奥の細道の読解に入ると、やはり古文が増えて(読み下し文だけど)にわかには意味がとれない文章が多くなり、眠気を誘われることもあり、うって変わってスローペースとなってしまいました長くなくてよかった。
とにかく読み終えました。一応「奥の細道」を読み終えたことになるのかな?
読解に入ると、何もそうハッキリと「この句をこう解釈するのは間違いである」と言わなくても、と思ったりするところがないでもなかったですが、まあその辺は個人差でしょう。私は別に専門家じゃないので、解釈を論じるよりはただ感じるままに読みたかっただけ。
そのうち、また別の著者による「奥の細道」本でも読んでみましょうかね。きっとまた新たな「奥の細道」に出会えるような気がします。

今夜は薄曇りながらなんとか名月の名残を見ることができましたね「名残の月」というのはまた全然違う意味だけど、この本を読んだばかりのせいか「名残の名月だなあ」などと思いながらの今日の家路でした。
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